2024.10.16 column
Explaining the pros and cons of continuing to eat honey
はちみつには、栄養素が豊富に含まれています。
「はちみつを食べ続ければ、毎日をイキイキと過ごせるかも? 」と考える方も、いらっしゃるのではないでしょうか。 とはいえ、カロリー面は気になりますよね。 そこで本記事では、はちみつを食べ続けるメリットと、デメリットを紹介します。
はちみつの栄養素を損なうことなく、効果的に摂取するポイントもお伝えしますので、健康的な毎日を送りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
はちみつの栄養素
まずは、はちみつに含まれる栄養素を見てみましょう。
▼炭水化物…ぶどう糖、果糖、糖アルコールなど
▼ミネラル…ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛など
▼Amino acids: threonine, tryptophan, valine, arginine, aspartic acid, etc.
▼Organic acid...gluconic acid
*Some trace amounts are included.
はちみつの栄養成分のうち、60%以上を占めるブドウ糖と果糖は、身体を動かすときに必要な栄養素です。
エネルギッシュに活動したいときや、頭をはたらかせたいときには欠かせません。
また、お肌の調子を整えるや、身体の機能を保つミネラルも含まれています。 はちみつは、甘くておいしいだけでなく、健康的な身体を保つための栄養素がバランスよく含まれている食品なのです。
参照元:文部科学省『食品成分データベース』
はちみつを食べ続けることで期待できるメリット
毎日を健康的に過ごすのに必要な栄養素がふんだんに含まれているはちみつは、“パーフェクトフード”とよばれることもあります。 そんなはちみつを毎日食べ続けたら、どのような恩恵が得られるのでしょうか。
以下では、はちみつを食べ続けることで期待できるメリットを紹介します。
Benefit 1: Supports a healthy everyday life
はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖は、毎日の活力の源となる栄養素です。
ブドウ糖と果糖は“単糖類”とよばれる糖類であり、体内に入ると速やかに吸収され、身体や脳を動かすエネルギーになります。 単糖類は同じ糖類でも、砂糖の成分であるショ糖や、白米に含まれるでんぷんよりも分解しやすく、消化する際の負担も少ないのが特徴です。
「なんだか疲れたな……」と感じたら、ぜひはちみつを食べてみてください。 運動や勉強をしたあと、家事や仕事の合間など、エネルギーをチャージしたいタイミングでの栄養補給にぴったりです。
メリット②栄養補給を助ける
はちみつには、身体が喜ぶような栄養素がバランスよく含まれていますので、食事を楽しみつつ、手軽に栄養補給ができます。 程よい甘みと独特の風味があり、飲み物に溶かしたり、パンに塗ったりと、いろいろな楽しみ方が可能です。 砂糖の代わりにはちみつを使ってみるといった、ちょっとした工夫で、日々の生活が変わってくるかもしれません。
ちなみに、はちみつの甘味度は、容量の約3倍の上白糖と同程度の甘さがあると言われています。
例)上白糖大さじ3に対して、はちみつ大さじ1で代用可能です。
つまり、はちみつは、砂糖より少ない量で、十分に甘さを感じられるわけです。
エネルギーもはちみつのほうが低いので、体型に気を配っている方は、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
Benefit 3: Gives skin firmness
肌にハリがあると、若々しく見えますよね?
「いつまでもハリのある肌を保ちたい」と思う方にも、はちみつはおすすめです。
はちみつには、肌の潤いを守り、健やかな状態を保つための成分が含まれており、日々のスキンケアをサポートします。
Benefit 4: You can live a refreshing life every day
はちみつを食べ続けていれば、身体の内側からきれいになり、スッキリとした毎日を過ごすことができます。
はちみつを摂取することで、善玉菌を増やしてくれます。 そして、善玉菌が元気を応援してくれるわけです。
まずは、大さじ1杯のはちみつを朝食に取り入れてみてください。 清々しい、スッキリとした朝を過ごせるでしょう。
はちみつの食べ過ぎで懸念されるデメリット
身体に優しく、嬉しいメリットをたくさん与えてくれるはちみつは、毎日食べたい食品ですが、摂取量には注意が必要です。 食べ過ぎに対して、どのようなデメリットが考えられるのか、以下で詳しく解説します。
デメリット①肝臓に負担がかかる
はちみつの主成分である果糖は、肝臓で代謝されます。そのため、過剰に摂取してしまうと、肝臓に負担をかける場合があるのです。
果糖の一部は肝臓内でブドウ糖に変換されるのですが、その量が多すぎると中性脂肪となり、体内にどんどん蓄積されていきます。 中性脂肪が増え続ければ、いずれ脂肪肝になりかねません。 脂肪肝は全身の血流を悪くする要因であり、疲れやすくなったり、肩が凝ったりと、さまざまな悪影響をおよぼします。
とはいえ、はちみつは過剰に摂取さえしなければ、肝臓への負担もなく、イキイキとした毎日をサポートしてくれるはずです。
デメリット②腹痛を引き起こす可能性がある
先ほど、はちみつはお腹に優しいとお伝えしましたが、食べ過ぎは逆効果です。 はちみつに含まれる糖やグルコン酸を過剰に摂取すると、お腹がゆるくなったり、腹痛を引き起こしたりするおそれがあります。
「はちみつを食べ過ぎてお腹が痛くなる」と聞いて、“ボツリヌス菌”を連想する方もいらっしゃるかもしれません。 ボツリヌス菌は、土壌に多く存在している細菌であり、はちみつにも混在している可能性があります。 腹痛の原因となるボツリヌス菌ですが、人間の腸内細菌のはたらきによって基本的には死滅するため、これが原因でお腹が痛くなるということは、まずないでしょう。
ただし、1歳未満の乳児は、腸内の発達が未熟であり、ボツリヌス菌による食中毒を引き起こす危険性があります。 “1歳未満の子供にはちみつを与えるのは禁物”ということは、覚えておいてください。
はちみつの適正摂取量とは
ここまでで、はちみつを食べ続けることで得られるメリットと、食べ過ぎによるデメリットをご説明いたしました。
とはいっても、「一体どれくらいが適正量なの? 」と疑問に思う方も少なくないはずです。
まず前提として、はちみつを毎日食べ続けること自体、なんの問題もありません。 ただし、1日の摂取量はおよそ30g、大さじ2杯程度が目安です。 これ以上食べるとなると、過剰摂取である可能性が高まってきます。
はちみつがダイエットのサポートに?“夜にはちみつダイエット”とは
「寝る前にはちみつを摂ると、ボディラインがスッキリする」という話を、耳にしたことはありませんか? “夜にはちみつダイエット”は、さまざまなメディアで取り沙汰されて、話題になりました。 寝る前に大さじ1杯のはちみつを摂ることが、ダイエットのサポートになるというのです。
この方法を実践して、減量に成功した方も多くいらっしゃいます。
とはいえ、夜にはちみつダイエットには、いくつかのルールがあり、間違ったやり方を続けても効果を得ることはできません。 早速、そのルールを見てみましょう。
夜にはちみつダイエットのルール
・就寝の30分~1時間前に大さじ1杯のはちみつを摂る
・お酒は少量に控える
・炭水化物・脂質の多い食事は極力控える
・ビタミン・ミネラルは積極的に摂る
・夕食は就寝の3時間前までに済ませる
上記のルールをご覧いただければ「ただ寝る前にはちみつを摂れば、痩せる」といった、魔法のような方法でないことがわかります。 ダイエットには、ルールを守って継続する努力も必要ということですね。
なお、はちみつ以外に余分なエネルギーを摂取しないように、そのまま舐めるのがよいとされています。
How to effectively incorporate honey
せっかくはちみつを食べるなら、効果的に取り入れたいですよね。 日々の生活にはちみつを取り入れる際に、忘れたくないポイントを挙げました。
ポイント①加熱しない
はちみつの栄養素を、欠かすことなく取り入れるなら、加熱しないほうがよいでしょう。 はちみつに含まれる栄養素のなかには、加熱することで減少してしまうものがあるからです。
はちみつに含まれる酵素も高温に弱く、60℃以上で失活し、その効果も失われます。 加熱する必要がある場合は、60℃以上にならないよう意識してください。 はちみつを飲み物や牛乳に入れる際も、少し冷ましてからのほうがよいでしょう。
なお、はちみつ自体にも加熱処理された商品と、そうでない商品が存在します。 高い栄養価と自然な風味を楽しみたいのであれば、加熱処理されていないはちみつのご購入をおすすめします。
ポイント②砂糖の代わりに使う
はちみつを日々の生活に取り入れる簡単な方法は、砂糖の代わりに使うことです。
はちみつは、容量の約3倍の上白糖と同程度の甘さがあると言われています。
例)上白糖大さじ3に対して、はちみつ大さじ1で代用可能です。
つまり、砂糖の約1/3の量で、同じくらいの甘さを得ることができます。
こちらは、はちみつとその他の糖類のカロリーと糖質をまとめたものです。
▼はちみつ・・・エネルギー329kcal、糖質81.9g
▼上白糖・・・エネルギー391kcal、糖質99.3g
▼三温糖・・・エネルギー390kcal、糖質99.0g
▼黒砂糖・・・エネルギー352kcal、糖質90.3g
参照元:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
はちみつは砂糖類と比べて甘さが強く、エネルギーが低いのはうれしいポイントといえます。
なお、カロリーを抑えられることはもちろんですが、料理に自然な甘みやコクを加えたいときの調味料としても、はちみつは優秀です。 料理に使う際は、砂糖10gに対して、はちみつ7~8gが目安になります。 煮物やドレッシングを作る際は、ぜひ砂糖の代わりにはちみつを使ってみてください。 普段とは違った味わいに仕上がりますよ。
ポイント③ヨーグルトにかける
はちみつとヨーグルトは、相性の良い食品です。 というのも、ヨーグルトには、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が多く含まれています。 はちみつの糖は、これらの善玉菌をサポートしてくれる成分なのです。
相性抜群のはちみつとヨーグルトを一緒に食べれば、スッキリとした毎日が送れるようになるでしょう。 食物繊維の豊富な果物と一緒に食べると、より効果的です。 プレーンヨーグルト100gに対して、大さじ1杯のはちみつを混ぜ合わせるだけで、身体に優しくておいしい“はちみつヨーグルト”の完成です。
お好みでフルーツを入れて、お召し上がりください。
適量のはちみつを食べ続けて、健康的な毎日を手に入れよう
今回は、はちみつを食べ続けるメリットと、デメリットについて解説しました。
はちみつには、身体を動かすエネルギーである糖や、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれています。 元気な毎日をサポートしてくれる食品であることは、間違いありません。
ただし、食べ過ぎは身体に負担をかけるおそれがあるので、注意が必要です。
1日30g、大さじ2杯程度を目安に、日々の生活に上手に取り入れてみてください。
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