2025.03.21 列
はちみつレモンに期待できる5つの効果とは?作り方も紹介

はちみつの定番の使い方としては、レモンと組み合わせる“はちみつレモン”が挙げられます。
「たしかにおすすめしている人は多いけど、何がそんなに良いのかな?」と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、はちみつレモンがもたらす5つの効果とともに、その作り方も解説いたします。
記事の最後には、はちみつレモンを使ったおすすめ料理も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
はちみつレモンの効果
甘いはちみつと酸っぱいレモンは、ただおいしいだけの組み合わせではありません。 健康面や美容面でさまざまな効果をもたらしてくれます。
効果①日々を元気に過ごせるようになる
はちみつは単糖類なので食べたあとに素早くエネルギーになるため、毎日を元気に過ごすうえではまさにうってつけの食材です。 また、レモンも元気が欲しいときに食べたい果物として挙げられます。
その二つが合わさったはちみつレモンは、仕事や家事をはつらつとこなす助けとなるでしょう。
効果②健康の維持に役立つ
ブドウ糖や果糖といった糖類のほかミネラルなど、はちみつに含まれている栄養成分は多種多様です。 レモンにもビタミンCが含まれており、はちみつと合わせて摂取することで健康的な生活の実現につながります。
寒い時期や季節の変わり目などには、はちみつレモンを常備しておきたいところです。
効果③食生活を改善できる
「あんなに甘いはちみつレモンが、健康的な食生活につながるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、その甘さこそが食生活を改善する鍵なのです。
はちみつは上白糖よりも甘味が強く、3分の1の量で同程度の甘さを感じられます。そのうえ100gあたりの糖質も少ないため、上白糖から置き換えることで自然と糖質を制限できます。
また、はちみつレモンを使うと、少ない量でも甘味や酸味を十分に感じられるため、料理にも手軽に取り入れることができます。
毎日の食事にはちみつレモンを取り入れて、前向きに食生活を改善していきましょう。
効果④美容での効果も見込める
体づくりに必要な栄養成分を含んでいるはちみつレモンは、健康面だけでなく美容面でも役立ちます。特に、レモンに含まれるビタミンCにはメラニンの生成を抑える効果があるので、シミやそばかすが気になる方におすすめです。 「いつまでも若々しい日々を送りたい」とお考えなら、はちみつレモンを食べておいしくケアしていきましょう。
効果⑤口臭をケアできる
はちみつとレモンの抗菌作用によって、口内での細菌の増殖が抑制されるため、菌が原因の口臭をケアできる可能性があります。
酸っぱいものを食べれば自然と唾液も分泌されるので、その点でも細菌の増殖を抑えられるでしょう。
健康効果を高めるはちみつとレモンの選び方
ここまでに説明した効果を高めるためにも、組み合わせるはちみつとレモンはしっかりと選びたいところです。
それぞれの選び方を以下に整理したので、お買い物へ行く前に確認しておきましょう。
はちみつの場合
はちみつに関しては、レモンと同じ柑橘系の果物のはちみつを選ぶのがおすすめです。
はちみつは、その蜜源となった植物や果物の種類によって、風味や色合いが大きく変わるものです。
たとえば、ラベンダーやローズマリーなどハーブ系のはちみつからは、そのハーブの香りが感じられます。
反対に、クローバーやたんぽぽなどの草花から採れたはちみつは、癖がなくシンプルな味わいを楽しめます。
レモンの場合
はちみつレモンでは、レモンを皮ごと食べることも少なくありません。
そこで気になるのが、皮に残った農薬の有無です。
外国産のレモンは、収穫から輸出、そして店頭に並ぶまでのあいだに腐らないように、ポストハーベスト農薬という防カビ剤がかけられていることがあります。もちろん、輸入の際には残留農薬に関する検査が行われます。 お店で売られているのはその検査をクリアした商品なので、安全性に問題はありません。とはいえ、食べ物として使うことを考えれば、防カビ材がかかっていないに越したことはないでしょう。
その点国産の、さらにいえば有機栽培の無農薬レモンであれば、農薬のことを気にせずはちみつレモンを楽しむことができます。 もし国産のレモンが手に入らなければ、よく洗ったうえで薄く皮を剥いて使いましょう。
はちみつレモン(レモンのはちみつ漬け)の作り方
はちみつレモンの作り方は非常にシンプルで、何も難しいことはありません。 以下の手順通りにすれば、誰でも簡単においしいはちみつレモンを作れます。
▼材料
- ・はちみつ:150~200g
- ・レモン:1玉
▼作り方
- 1.レモンを洗って水気を拭き取ったのち、3~4mmほどの輪切りにする
- 2.清潔な保存容器に輪切りのレモンとはちみつを交互に入れる
- 3.レモンが浮いてこないように、最後にはちみつを注ぐ
- 4.冷蔵庫で最低でも1日置く
冷蔵庫に入れてから数日待って、はちみつの粘度が弱まってきたら、おいしくいただけるサインです。 中のレモンも、冷蔵庫で2~3日ほど置いておくと、酸味が和らいで食べやすくなります。
「すぐには食べきれないから、長期保存しておきたい」という場合は、保存容器を入念に煮沸消毒したうえで、保存の際にきちんと密閉してください。
はちみつレモンの使い方

そのまま食べても十分においしいはちみつレモンですが、ほかにもさまざまな楽しみ方があります。
お湯や炭酸水で割る
お手軽にはちみつレモンを楽しみたいなら、お湯や炭酸水で割ってみてはいかがでしょうか。 お湯で割ったはちみつレモンは、ほっと落ち着きたいときや、温まりたいときにピッタリなドリンクです。 暑い季節には炭酸水で割って、レモネードのようにいただくのがよいでしょう。 どちらも、はちみつレモンを常備しておけばいつでも簡単に作れるので、ぜひ一度お試しください。
紅茶に入れる
お湯や炭酸水だけではなく、紅茶にはちみつレモンを入れるのもおすすめです。はちみつレモンの甘味と酸味が、紅茶にほどよいアクセントを与えます。 寒い時期に飲めば、体が芯からポカポカと温まります。 分量については、紅茶1杯に対して大さじ1のはちみつレモンが、ちょうどよいさじ加減です。
ヨーグルトに添える
ヨーグルトにはちみつレモンを添えれば、はちみつの甘さとレモンの爽やかな風味が加わって、よりおいしくいただけます。 作り置きのはちみつレモンがあればすぐに用意できるので、忙しい朝にもピッタリです。 またはちみつと同様に、ヨーグルトにも内側からの“きれい”をサポートする効果が期待できます。
おいしいだけではなく健康面でもメリットがあり、まさに一石二鳥です。 お試しになる際は、糖分が多くならないように、無糖のヨーグルトを選ぶのがおすすめです。
はちみつレモンを使った簡単レシピ
最後に、はちみつレモンを使ったおすすめの簡単レシピを紹介いたします。 はちみつレモンをたくさん作ったときには、ぜひ以下のレシピでご活用ください。
蜂蜜柠檬吐司
はちみつレモントーストは、少し贅沢な朝食をとりたいときにうってつけの一品です。
▼材料(1人分)
- ・はちみつレモン:適量
- ・食パン:1枚
- ・生ハム:3枚
- ・カッテージチーズ(うらごしタイプ):20g
- ・バター:適量
- ・黒こしょう:少々
- ・お好みのハーブ類:適量
▼作り方
- 1.食パンをトーストして、焼き面にカッテージチーズとバターを塗る
- 2.はちみつに漬けられていた輪切りレモン3枚と生ハムを乗せる
- 3.はちみつレモンを大さじ1程度かける
- 4.最後に黒こしょうを振り、ハーブを添える
甘酸っぱいはちみつレモンと塩味の強い生ハムの組み合わせが絶妙で、食べ進めてしまうこと間違いありません。 カッテージチーズの代わりにクリームチーズを使うのもおすすめです。
はちみつレモンドレッシングのサラダ
野菜をおいしく食べたいなら、はちみつレモンドレッシングのサラダを作ってみましょう。
▼材料
- ・はちみつレモン:大さじ2(ドレッシング)
- ・マヨネーズ:大さじ2(ドレッシング)
- ・りんご酢:大さじ1(ドレッシング)
- ・オリーブオイル:大さじ1(ドレッシング)
- ・塩・こしょう:各小さじ2分の1(ドレッシング)
- ・レタス:適量
- ・ルッコラ:適量
- ・トマト:適量
- ・生ハム:適量
- ・そのほかお好みの野菜:適量
▼作り方
- 1.ドレッシングの材料は混ぜて冷蔵庫で冷やしておく
- 2.葉物野菜を食べやすい大きさにカットしてから水で洗い、その後しっかりと水気をきる
- 3.トマトと生ハムをほどよい大きさに切る
- 4.具材を器に盛りつけて、冷やしておいたドレッシングをかける
はちみつレモンの風味が活きたドレッシングのおかげで、シンプルでありながらも大満足の一品に仕上がります。 ドレッシングの材料や具材などを変えて、簡単にアレンジできるのもうれしいポイントです。
柠檬 & 蜂蜜腌制番茄和扇贝
はちみつレモンは、野菜だけではなく魚介類との相性も抜群です。
▼材料
- ・はちみつレモン:大さじ2
- ・りんご酢:大さじ1と2分の1
- ・オリーブオイル:大さじ1
- ・小さめのトマト:2~3個(約200g)
- ・生食用のホタテ:100g
- ・バジル:適量
- ・塩・黒こしょう:適量
▼作り方
- 1.トマトをくし切りにする
- 2.ホタテの表面を軽く炙ってから、食べやすいサイズに切る
- 3.ボウルに切ったトマトとホタテを加えて、塩を適量振る
- 4.はちみつレモンとりんご酢、オリーブオイルをかけて全体を和える
- 5.器に盛りつけてバジルを添え、最後に黒こしょうをかける
こちらも比較的簡単にできる料理ですが、甘味・酸味・うま味と多様な味わいが感じられる奥深い一品となっています。 彩りも良く、食卓を華やかにしてくれるでしょう。
はちみつレモンを取り入れて、健康的な生活を実現しよう

今回は、はちみつレモンに期待できる5つの効果やその作り方、おすすめの使い方などを解説しました。
はちみつとレモンの良いところが合わさったはちみつレモンを食べれば、毎日を元気に生活することができます。 お湯や紅茶に混ぜてもよいほか、さまざまな料理にも使えるため、常備しておけば活躍してくれること間違いありません。
はちみつレモン自体は簡単に作れるので、ぜひ今日から生活に取り入れてみてください。