2025.03.03 칼럼

はちみつが腐らない理由は?賞味期限の有無も解説




「はちみつは腐らない」と、耳にしたことはありませんか?

実際に、純度100%のはちみつであれば、長期保存していても腐りません。

しかし腐らないからといって、いつまでもおいしく食べられるのかどうかは、気になるところでしょう。

そこで本記事では、はちみつが腐らない理由を解説したうえで、賞味期限の有無をお伝えします。 毎日の食卓にはちみつを取り入れて、健康的で豊かな毎日を送りたい方は、ぜひご一読ください。

 

はちみつが腐らない理由


冒頭でお伝えした通り、添加物を含まない“純粋はちみつ”は、どれだけ長く保存していても腐ることはありません。 これを裏付けるように、古代エジプトの遺跡から約3,000年前のはちみつが腐らないまま見つかったという逸話も存在します。

長い年月が経ってもはちみつが腐敗しない理由を紐解くカギは、水分含有量や糖分の量にあります。 以降で、詳しく見ていきましょう。

 

理由①水分含有量が少ない


純粋はちみつが腐らない理由として、水分量が20%程度と非常に低いことが挙げられます。

このように水分量が少ない環境では、細菌や微生物は繁殖せずに死滅してしまうため、はちみつが腐敗することはないのです。

ちなみに、はちみつの水分量はかんぴょうやサラミといった乾物や、小麦粉と同等であることから、水分量がいかに少ないのかがおわかりになるでしょう。

ただし純粋はちみつではなく、“加糖はちみつ”の場合は、水あめや砂糖などの添加物によって水分量が増えることから、長期保存すると腐る可能性があります。 このような添加物が含まれているはちみつは、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。

 

理由②糖度が高い


水分含有量の少なさにくわえて、糖度が非常に高い点も、はちみつの腐敗を防いでいる要因の一つです。

はちみつの糖度は約80%あり、これは農産物のなかでもトップクラスです。たとえば、糖度の高い果物として知られるバナナやメロンでさえ約20%なので、はちみつの糖度が圧倒的に高いことがわかります。

糖度が高いと浸透圧が大きくなり、もし細菌が付着しても、細菌自体がもつ水分を吸いだして死滅させることができます。これにより、細菌の増殖を防げるため、糖度が高いはちみつは腐らないのです。

はちみつは、水分量が少なく糖度が高いことから、腐敗を招く細菌が活動できない環境が整っているというわけです。

 

はちみつに賞味期限はない?


ここまで読まれて、「はちみつは腐らないなら、賞味期限もないんじゃないの?」とお考えになる方も多いかもしれませんが、これは誤りです。

そもそも賞味期限とは、“その食品をおいしく食べられる期限”のことを指します。はちみつは腐らないからといって、味や風味が永久に劣化しないわけではないので、ほかの食品と同様に賞味期限が設けられているわけです。

はちみつを販売しているメーカーでは一般的に、純粋はちみつの賞味期限を1~3年、加糖はちみつは1年程度に設定しています。 ただし加糖はちみつのなかには、賞味期限が半年ほどの商品もあるので、購入する際はしっかり確認しましょう。

なお、はちみつは腐らないため、“食品を安全に食べられる期限”である消費期限は設けられておらず、風味は落ちますが数年経っても食べられます。

 

腐らないはちみつに賞味期限があるのはなぜ?


はちみつに賞味期限が設けられているのは、味や風味が落ちるからだけではありません。

実は、どのような食品に対しても、その品質や風味などを保証できる期間を示すことが、法律によって義務づけられているためです。

はちみつも例外ではなく、賞味期限を記して、消費者がはちみつをおいしく食べられる期限を明確に表示する必要があるわけです。先述の通り、はちみつは腐らないとはいえ徐々に味や風味が劣化します。

また、はちみつに含まれる糖分がカラメル化するため、色が黒くなり見た目にも変化が生じます。はちみつ本来の花の香りや、豊かな味わいを存分に楽しみたいのであれば、購入後は早めに使い切りたいところです。

参照元:e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/427M60000002010#Mp-Ch_2-Se_1-Ss_2-At_11

未開封・開封済みではちみつの賞味期限は変わる?


はちみつは、未開封・開封済みにかかわらず賞味期限は変わりません。

これは純粋・加糖ともに当てはまるため、純粋はちみつは1~3年程度、加糖はちみつなら1年程度はおいしく食べられます。 開封後は早めに使い切るに越したことはありませんが、賞味期限に影響はないのでご安心ください。

なお、未開封・開封済み問わず、はちみつの賞味期限が切れてしまい、そのまま食べるのに抵抗がある場合は、砂糖の代わりとして料理に用いるのがおすすめです。

 

はちみつの保存方法


最後に、はちみつの保存方法について解説します。

はちみつは直射日光を避けて、常温で保存するのが鉄則です。直射日光が当たると、はちみつの品質低下を招くだけではなく、はちみつ自体の温度が45度以上になることで栄養成分も壊れてしまいます。 なかには、「開封後は冷蔵庫で保管したほうがいいんじゃないの?」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはおすすめできません。 冷蔵庫に入れて保管すると、はちみつに含まれるブドウ糖が結晶化して白く固まってしまい、はちみつを扱いづらくなるためです。

つまり、未開封・開封済みにかかわらず、はちみつはご自宅の冷暗所に保存しておくのがベストといえます。

また、保管場所だけではなく、はちみつの保存容器にも注意が必要です。 購入したはちみつがガラス容器に入っている場合は、そのまま保存してください。 はちみつを販売しているメーカーでは、衛生面でのリスクを最小限に抑えるため、ガラス瓶をまるごと高温殺菌してから充填しています。 いくらご自宅で洗浄・殺菌した容器だとしても、移し替える際になんらかの理由で、はちみつに雑菌が混入する可能性もあります。 そうなると、はちみつが痛む原因となることから、購入後は容器を変えずに保存しましょう。

 

はちみつは長期保存しても腐らないが、賞味期限は設定されている




今回は、はちみつが腐らない理由と、賞味期限の有無をお伝えしました。 純粋はちみつの場合、水分含有量の少なさや糖度の高さから、半永久的に腐ることはありません。ただし加糖はちみつは、添加物によって水分量が増えるため、長期保存すると腐る可能性がある点に注意が必要です。

また、はちみつもほかの食品と同様に、おいしく食べられる期限を消費者に示すため、法律によって賞味期限が設定されている点を覚えておきましょう。

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